近年、医療やペットフードの向上により
ペットの平均寿命が延びてきました。
しかし、寿命を延ばした先の未来を我々はまだ
見据えられていないのが現状です。
例えば、寿命を延ばした先に待つ介護、高齢期特有の病気などです。
これらについての社会認知度は低く、それによって高齢期を迎えたペットとの生活に苦しんでいる
飼い主は多くいます。
若かった頃とは違い、歳を重ねるに連れ徐々にできないことが増えてきます。
元気に走り回っていたペットも介護が必要になってきます。
介護が必要となったペットとの生活は、決して楽ではありません。
現在、ペットの介護サービスは少しずつ普及されてきています。
しかし、ペットの介護に関する知識と技術を十分に有し、そのサービスを提供できる人材が
極めて少ないことが大きな課題です。
そして、医療においてはどこまでの検査・治療を求めるのかという決断を迫られます。
もう負担を掛けさせたくないという気持ちはあっても、しっかりと自分の意見を主張できる飼い主は多くないです。
そして、必ず訪れるのが最愛のペットとの別れです。
様々な場面で求められる「選択」を誤ってしまったことで、ペットと過ごしてきた楽しかった時間が、
最終的に辛かった思い出になってしまったということも珍しくありません。
当協会は、高齢期に必要な知識と技術を広く普及し、最後の時に「こうしてあげればよかった」
という「悔い」をできる限り減らせる機会構築を目指します。
また、ペットの高齢期に必要な知識をもった人材を育成し、
社会問題であるペットの高齢化に貢献できる人財輩出に取り組んでいきます。
一般社団法人
高齢動物医療福祉協会 代表理事
ペットの資格発行
動物看護福祉師:Veterinary welfare Technician(VWT)、
動物介護福祉師:Animal welfare Caregiver(AWC)の
資格発行を行います。
地域包括ケアへの参入
地域の事情やコミュニティに合わせたケアの形態を考え、
適切なサポートを行います。
啓蒙活動
セミナーやイベントを開き、皆様に広く現状の問題や
今後起こりうる問題などを知っていただき、
ともにペットと人との今後の寄り添い方について
考えていただける場を提供いたします。
高齢動物相談窓口
高齢動物を飼っている方・高齢動物の介護でお悩みの方に
相談窓口を設け、いまできること、サポートができること等
アドバイスをさせていただきます。